ホンダ、2024年発売予定の新型燃料電池車「CR-V FCEV」を日本初公開
本田技研工業は11月11日、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス(以下、S耐最終戦)」が開催されている富士スピードウェイにて、北米向けSUV「CR-V」をベースに2024年発売予定のFCEV(燃料電池車)モデル「CR-V FCEV」を日本で初公開した。まだ航続距離など細かいスペックは明かされていないが、すでに国内の公道にて実証実験を開始しているという。
CR-VベースのFCEVを2024年から生産することについては、すでにホンダの米国現地法人アメリカン・ホンダモーターが2022年11月に発表していて、米国オハイオ州メアリズビルの四輪車生産拠点PMC(パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター)で生産を開始するとアナウンスしている。また、日本でも2023年2月に、次世代燃料電池システムを搭載するFCEVを2024年に北米と日本で発売すると発表済み。短時間で水素を充填できて長距離走行できるFCEVの特徴に加え、家庭や街中で充電できるプラグイン機能も搭載する。 またホンダは、2050年に全製品カーボンニュートラル化を目指すほか、クリーンエネルギー、リソースサーキュレーションの3つを柱にした「環境負荷ゼロの循環型社会の実現に貢献する」と目標を掲げ、四輪・二輪の電動化はもちろん、交換式バッテリを使った製品の利活用を拡大させ、30年以上にわたり手掛けてきた「水素技術」や「FCEV」の開発で培ったノウハウをもとに、さまざまな商品展開にチャレンジするとしている。 搭載する次世代燃料電池システムは、GMと共同開発してアメリカのミシガン州にある合弁会社「Fuel Cell System Manufacturing,LLC」で生産する製品を搭載する予定。低コスト化とともに耐久性および耐低温性能の向上が図られているほか、クラリティ FUEL CELLに搭載していた燃料電池システムと比較すると、仕様や構造を見直すことでコストを3分の1に、耐久性を2倍に向上させ、さらに耐低温の向上も実現したという。 またホンダは、この次世代燃料電池システムよりも、さらにコストを2分の1に低減し、耐久性を2倍に向上する目標値を設定し、使い勝手や費用面で従来のディーゼルエンジンと、トータルコストで互換可能となるような研究もスタートさせているという。
ホンダ、2024年発売予定の新型燃料電池車「CR-V FCEV」を日本初公開 (Car Watch) - Yahoo!ニュース
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