日産、バイオエタノール使う発電システムを工場導入…50年までに全電力の3割まかなう計画
日産自動車は6日、バイオエタノールを使って発電する燃料電池システムを開発し、栃木工場(栃木県)に導入したと発表した。2050年までに、世界の全工場で温室効果ガスの排出量を実質ゼロとするため、全電力の3割をこの燃料電池システムによる発電でまかなう計画だ。

日産が栃木工場に導入したバイオエタノールで発電する燃料電池システム(6日、栃木県上三川町で)(読売新聞)
導入するのは「固体酸化物形燃料電池(SOFC)」と呼ばれるシステム。エタノールから水素を取り出す装置を使い、酸素と化学反応させて発電する。
日産の工場は現状、電気やガスなどを使って稼働している。将来的に全ての工場を全面的に電化させる方針で、太陽光発電といった再生可能エネルギーのみでは足りない分を、バイオエタノールによる発電で補う形とする。
バイオエタノールも自社で調達する。「バイネックス」(東京)と協業し、オーストラリアで原料となるソルガムを栽培するほか、バイオエタノールの製造を行うという。
日産は16年に世界で初めてエタノールで発電する燃料電池車を開発しており、この技術を工場の電化に応用させた。今後も開発を続け、将来的なクルマへの搭載も検討していく。
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日産、バイオエタノール使う発電システムを工場導入…50年までに全電力の3割まかなう計
日産自動車は6日、バイオエタノールを使って発電する燃料電池システムを開発し、栃木工場(栃木県)に導入したと発表した。2050年までに、世界の全工場で温室効果ガスの排出量
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