同志から敵に…テスラとトヨタ、最後の勝者は?
テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営者)は10年前、中年の日本人男性をカリフォルニア州の自宅に招待した。自分のスポーツカーを運転させたり、一緒にドライブに行ったりもした。15歳という年齢の差にも関わらず、この2人は友達になった。マスク氏の熱血ファンを自任した54歳の日本男性は、当時世界1位の自動車会社であるトヨタ自動車の社長・豊田章男氏本人だった。 【写真】もっと大きな写真を見る 一時、エコカーという共同の目標に向けて手を組んだこともあるテスラとトヨタは決別後、それぞれの道を歩んでいる。彼らの過去が改めて注目されるのは、最近、主要7ヵ国(G7)首脳らが2030年までに新規車両販売の大半を電気車や水素燃料車などのエコ車両にする計画を議論しているというニュースが伝わってからだ。 電気自動車市場を主導するテスラと世界的な電気自動車の流れの中でも水素燃料車にこだわるトヨタ。最後に笑うのは誰だろうか。 ◇トヨタとテスラ、愛憎の10年 日本は電気自動車の不毛地だ。「日本人はテスラについては名前しか知らない(週刊プレジデント)」、「テスラはこの島国で一度も人気を集めたことがない(マーケットウォッチ)」という辛らつな評価が出るほどだ。しかし、テスラは日本人の誇りであるトヨタと愛憎の10年で結びついている。 業界トップのトヨタと新生ベンチャー企業テスラが提携を結んだのは2010年5月だ。現金長者のトヨタは当時、5000万ドル(約55億600万円)というはした金(?)でテスラの株式3.15%を取得した後、電気車を共同開発することにした。テスラはカリフォルニア州フリーモントにあるトヨタの土地および建物の一部を4200万ドル(約46億2500万円)で購入して、この提携に肯定的に応えた。 この時までは雰囲気は和やかだった。豊田氏が「ベンチャー企業テスラの挑戦精神を学びたい」とテスラを持ち上げると、マスク氏は「尊敬するトヨタと提携した歴史的な日」と肯定的に答えた。 しかし、業務提携の成果は芳しくなかった。トヨタは2012年にテスラのバッテリーを搭載したSUV電気自動車「RAV4」を世界に披露したが、市場の反応は芳しくなかった。発売から2年間での販売台数は2000台を下回った。“世界初のSUV電気自動車”というタイトルが顔負けするほどだった。 日本と米国の文化の違いも障害になった。両社の開発陣が意見の違いを縮めることができず、共同開発が遅々として進まない状況で、2014年にテスラが突然バッテリーの供給を中断した。 トヨタも黙ってはいなかった。2016年末、テスラ株式の持分を全て清算し、決別を宣言した。当時、トヨタは「投資先を定期的に見直す過程」とだけ説明した。 その後、テスラとトヨタは過去の仲が嘘だったかのように距離が遠のいた。マスク氏の言葉が豊田氏を怒らせたのが原因だった。昨年6月、マスク氏はツイッターで「(水素)燃料電池についての質問は8000回は受けた」とし、「燃料電池は馬鹿げた技術を売るもの」と嘲弄した。 当初、マスク氏が狙いを定めたのは現代自動車だったと燃料電池事業部長がブルームバーグとのインタビューで語ったが、トヨタも激怒した。燃料電池は水素自動車価格の半分を占める重要な要素だ。電気車から手を引いた後、トヨタが次世代エコ自動車として力を入れている水素燃料車への攻撃と受け止めたのだ。 日本経済新聞によるとマスク氏のツイート後、とあるトヨタの幹部は“テスラと再び手を組む可能性があるのか”という質問に対し、「テスラ領とは味方になれない」と嫌悪感を隠さなかったという。10年前まではマスク氏の熱血ファンを自任していた豊田氏も背を向けた。昨年11月、「私にとって、テスラは実際に料理はせずに料理法だけを持っているシェフ」だと非難した。 ◇10年単位で変化するパラダイム、最後に笑うのは誰になるのか かつてはベンチャー企業に過ぎなかったテスラだが、現在では電気自動車市場のトップランナーとしての立場を固めている。昨年7月、テスラはトヨタの時価総額を越えて業界1位に生まれ変わった。現在、テスラの時価総額はトヨタの2倍に達する。 一方、トヨタは水素燃料車市場で頭角を現している。今年第1四半期に世界で販売された水素自動車の半分にあたる2000台を販売し、トヨタは現代自動車を抜いて業界1位の座を取り戻した。 ただ、現在までは世界の自動車業界は電気自動車に集中している雰囲気だ。しかし、世界各国で炭素中立化が浮上し、水素の重要性も高まっている。最近行われたG7の気候・環境大臣会議でも水素の重要性と未来水素市場の発展について強調している。 扱いにくく、まだインフラが拡充されていないという短所にもかかわらず、地球上で最も豊富な元素という長所がある水素は脱炭素時代の新しいエネルギー源として注目されている。2010年当時、ベンチャー企業だったテスラは、2020年にトヨタを上回った。2030年には誰が笑うだろうか
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