愛媛県の農地で微生物燃料電池の実証試験開始
微生物燃料電池は、土壌微生物「発電菌」の働きを利用して発電するもので、実用化に向けた研究が国内で進められている。発電菌は、自然界の土壌に広く存在しており、植物が光合成により作り出す栄養を吸収し、分解する際に電子を放出する特性を有している。代表的な発電菌としてはジオバクター菌やシュワネラ菌がある。 発電菌の特性を利用する微生物燃料電池は、発電菌が放出した電子が土壌に差し込んだ負極に集められ、接続されたセンサーなどを通じて正極に移動する際に電流が流れるため、電源のない屋外でも永続的に発電できる。この技術に着目した東京農工大学では、微生物燃料電池の発電効率/安定性の向上に向けた技術の研究に取り組んでいる他、同大学発のベンチャー企業としてRING-eを設立し、実用化/商用化を目指している。 今回の実証試験では、四国電力、東京農工大学、RING-eが連携して、伊方サービスが運営する愛媛県八幡浜市伊方町のみかん園地に微生物燃料電池を設置し、実際の農地における発電状況を確認する。2024年9月~2025年3月末(2024年8月29日に微生物燃料電池を設置)。各者の役割に関して、四国電力は実証試験の企画立案を、東京農工大学が微生物燃料電池に関する技術研究および試験データの分析を、RING-eは微生物燃料電池の製作と提供を、伊方サービスは園地の提供と微生物燃料電池の管理を担う。
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